台湾の高地に位置する梨山茶区では、春茶の収穫後、茶農家は冬茶の収量と品質を確保するため、通常、秋茶の製造を見送り、茶樹の高さや枝を剪定します。これは、秋茶の収穫が冬茶の収量を大幅に減少させ、市場価格も低いためです。
しかし、高冷地の秋茶は独特の豊かな風味と香りを持ち、龍眼木炭を用いた伝統的な方法で丁寧に焙煎すると、琥珀色の茶湯、甘く爽やかな喉ごし、高冷茶特有の気質が深い香りへと変化します。この焙煎過程は、経験豊富な専門の焙煎師が火加減を厳格に管理し、時間と労力を費やして精緻に仕上げることで、梨山工夫炭焙茶の独特な風味が生まれます。
熟茶の熟成には通気性が必要で、時間をかけて自然にゆっくりと酸化させることで、香りが増し、喉ごしが滑らかになります。そのため、当店では伝統的な手作りの復古紙包装を採用し、各包みは正味四両(150グラム)で、年代記念のシリアルナンバーが付いた限定版として、茶愛好家の皆様にお届けします。
梨山工夫炭焙茶
産地:梨山
製茶時期:2021 年 10 月上旬(寒露 秋茶)
焙煎時期:11 月上旬
品種:青心烏龍
発酵度:軽-中発酵
焙煎度:重焙煎
2021年摘みの梨山烏龍茶。
約一年経ち丸みある味わいに
上質な茶葉に施したしっかりめの焙煎で、香ばしさと落ち着いた風味は
ほっと安心できる味わいです。
3年、5年と寝かせてからの風味の変化も楽しみなところです
寒露とは二十四節気の一つで 10 月上旬あたりを指します。通常秋茶といえば9月 頃が多いのですが冬よりで採れた良質な秋茶です。味わいは落ち着いていて柔ら かく梨山 らしい軽やかさを感じます。コンテスト標準に合わせ重焙煎仕上 げ。しっかりと乾燥の甘みを引き出すことに成功しました。冬にぴったりのお茶です
お茶の淹れ方
どんな茶器でも使えますが、陶器の急須がおすすめです。
- 熱湯で急須を温め、5グラムの茶葉を入れます。少量の熱湯を注いで、すぐに捨て、次に250mlの熱湯を注ぎ、急須を覆って3分待ちます。
- 湯温:85-95℃。
- この量の茶葉で3~4回再利用できます。
茶葉は抽出時に展開し、豊かな風味を提供します。
追加情報
これは伝統的な淹れ方の一つです。個人の好みに応じて、抽出時間を35秒から5分まで調整できます。
台湾の伝統的な淹れ方もあり、蓋碗を使って、1回3~5秒の短時間で淹れます。
この自然茶にはカフェインやミネラルなどの活性成分が多く含まれており、違和感がある場合は茶葉の量と抽出時間を減らすことをお勧めします。