コレクション: 山形鋳物 Yamagata Imono

山形鋳物
山形鋳物は、6世紀に生み出された技法を用いた鋳造金属製品です。この洗練された模様、質感、正確な形を作り出すために、精密な砂型鋳造が使用されています。こういった昔からの技術によって、様々な鉄器、特に茶釜(日本の茶道で使われるやかん)が作られています。

山形鋳物について

平安時代後期、戦たのめに山形へ従軍した鋳物職人が、馬見ヶ崎川の砂と付近の土が鋳物の型作りに適していることを発見し、この地にとどまって鋳物作りを始めた。
●1975年伝統的工芸品指定

技法・発展

江戸時代の初期には町を大きく再編し、現在も残る鋳物職人の町「銅町」を隣町に置き、職人も移して産地を拡大。当時は主に日用品や仏像を生産していたが、修験道として知られる出羽三山参りが流行し、参拝者が土産物として買い求めたことで全国にその名を知られるようになった。

山形鋳物の現在

その後、灯篭などの大型鋳物、鉄瓶などの工芸品、機械部品なども作られるようになり、鋳物の一大産地として発展。形状の正確さと薄手で繊細な肌合いやデザインを特徴としている。

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