三宝堂の歴史
三宝堂は1978年の創業以来、台湾産の茶葉を日本へ輸出することを主な業務としてきました。この業界は、茶農による栽培、茶工場での製茶、そして茶商による輸出販売という三つの要素が一体となって成り立っています。そのため、「三宝堂」という名称が付けられました。
1975年、日本の茶商である中村社長が台湾で大量の烏龍茶と緑茶を購入しました。当社の家族が長年にわたり台湾と日本の間で頻繁に取引を行い、信頼を築いてきたことを知り、台北市の華亭街に事務所を設立し、茶葉の輸出業務を専門に取り扱うこととなりました。
1976年、国内市場の拡大を図るため、華亭街の事務所内に三宝堂の茶葉卸売店舗を開設しました。
1978年、政府が精緻な茶葉の普及に力を入れていたことを受け、三重市に三宝堂の店舗部を設立し、茶文化の推進に努めました。
1995年、三宝堂の堂主である汪張承は、香港のサザビーズと協力し、中華圏のオークション市場で宜興紫砂壺のオークションと収集ブームを巻き起こし、この芸術品の市場での認知度と価値を高めました。
2016年、台湾茶の輸出を欧米、日本、東南アジアに拡大し、国際的なチェーンホテル、ミシュランレストラン、海外のチェーンティードリンクブランドなどと提携しました。また、積極的に異業種とのコラボレーションを行い、台湾茶の新たな風貌を展開しています。