最高級の台湾碧蘿春緑茶
三峽碧蘿春は、台湾新北市三峽区で生産される釜炒り緑茶で、台湾緑茶の代表的存在です。その外観は、碧緑色で細かく緊密に巻かれた螺旋状の形状が特徴的で、白毫の産毛が顕著に見られます。茶湯は透明感のある緑白色や緑黄色を呈し、清らかな香りと爽やかな味わいが楽しめます。特に、緑豆や海苔、栗のような香りが感じられ、甘美な余韻と柑橘系の風味が独特の魅力となっています。
三峽地区は、台湾で唯一の釜炒り緑茶の産地であり、地元の茶職人たちは手摘みと手作業による釜炒り製法を守り続けています。この製法では、新鮮な茶葉を摘み取った後、鉄鍋で直接加熱し、酸化を止めることで、茶葉の鮮度と独特の風味を保ちます。使用される「青心柑仔」という品種は、小葉の早生種で、葉は楕円形で弧状を呈し、柔らかく弾力性があります。春と冬の季節に手摘みされた若い茶葉は、豊富なテアニンと適度なカテキン、カフェインを含み、緑茶特有の鮮やかな味わいを生み出します。
三峽碧蘿春は、毎年3月から5月にかけて収穫の最盛期を迎え、全工程が手作業で行われるため、生産量は限られていますが、その高い品質から多くの茶愛好家に支持されています。その清らかな花のような香りと、甘く爽やかな味わいは、台湾緑茶の真髄を体現しています。
流通量が少なく台湾でも知る人ぞ知る通のお茶。烏龍茶が有名な台湾ですが、実は緑茶もとても美味しく人気があります。中国の碧螺春と比べると葉が大きくダイナミック。すっきりとした味わいで飲みやすく、蘭を想わせる香りを感じます。
季節や製法の特徴大ぶりの葉が特徴で、香りと味に深みとコクがあり、日本茶好きな方にもおすすめです。香りと味すっきりとした味わいで飲みやすく、蘭を想わせる香りを感じます。
繊細で上品な味わい。台湾新北市三峽で農園は、今でも伝統的な釜炒り製法で緑茶を作られている希少な農園です。寒暖の差が激しく霧の発生しやすい奥深い山の中は、野生の山茶が自生し、お茶つくりに恵まれた自然環境。農薬を一切使用せず、有機肥料を主体に丹精込めてお茶つくりに励まれています。400℃にもなる直火の鉄釜で炒りながら仕上げていく台湾古来の製茶法は、渋みがでにくく濁りのない澄んだ黄金色の茶湯が特徴です。さっぱりとした後味と、釜香と呼ばれるさわやかな香りは、蒸し緑茶にはない特有のお茶の香気があります。ホットはもちろん、濃いめの抽出を氷割りや、水出しアイスティーにしても格別です。
お茶の淹れ方
どんな茶器でも使えますが、陶器の急須がおすすめです。
- 熱湯で急須を温め、5グラムの茶葉を入れます。少量の熱湯を注いで、すぐに捨て、次に250mlの熱湯を注ぎ、急須を覆って3分待ちます。
- 湯温:85-95℃。
- この量の茶葉で3~4回再利用できます。
茶葉は抽出時に展開し、豊かな風味を提供します。
追加情報
これは伝統的な淹れ方の一つです。個人の好みに応じて、抽出時間を35秒から5分まで調整できます。
台湾の伝統的な淹れ方もあり、蓋碗を使って、1回3~5秒の短時間で淹れます。
この自然茶にはカフェインやミネラルなどの活性成分が多く含まれており、違和感がある場合は茶葉の量と抽出時間を減らすことをお勧めします。