コレクション: 備前焼

備前焼について

5世紀頃、朝鮮半島から伝わった須恵器(すえき)が発展したもので、平安時代には生活用品を焼く窯が築かれ、以後、窯、壺、すり鉢などの日用雑器のほか、茶道具も作られるようになった。江戸時代には藩の保護により多くの名品が生まれ、全国に広まった。
●1982年伝統的工芸品指定

技法・発展

備前焼は粘りの強い陶土を使い、約2週間かけゆっくり堅く焼きしめて作られる。釉薬や絵付けを施さず、熱や炎、灰、藁などの影響を受け、窯の中で起こる作用によって自然の装飾が現れるのが魅力。ざらっとした土の温かみや重厚感、素朴な味わいがある。

備前焼の現在

丈夫で割れにくい、保温性が高い、酒の香りや味が変化する、水をきれいに保てるなど機能性にも優れており、皿、カップ、酒器、花瓶など、さまざまな実用品が生産されている。

0個の商品

申し訳ございません。検索に一致する商品が見つかりませんでした。