はじめての台湾茶 | 台湾高山茶という風土

台湾は、山に育まれた島です。
国土の半分以上を山地が占め、
標高三千メートルを超える高山が二百六十九座連なるこの地では、
自然そのものが、茶の在り方を静かに導いてきました。
冷涼な気候、深い霧、
そして昼夜の寒暖差。
それらは茶樹の成長を急がせることなく、
ゆるやかに、確かに、
葉の内側へと滋味を蓄えさせます。
台湾高山茶の味わいは、
強さではなく、透明感。
華やかさではなく、奥行き。
一口ごとに、
山の静けさと、時間の流れが感じられます。
三寶堂は、
この風土が生み出す自然な美しさを尊び、
過度な加工を施すことなく、
茶葉が本来持つ表情をそのままお届けすることを大切にしてきました。
一杯の茶に宿るのは、
土地の記憶と、待つという行為。
それは、台湾という島からの、
静かなもてなしです。